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<ユウ>
昨日はベストナインの話でしたが、同じプロ野球コンベンションにおいて、MVPと新人王も発表されました。
<ヒガシヒロシ>
本当は世の中的にはそっちがメインなんだけど(笑)。
MVP
セ:アレックス・ラミレス(巨人)
パ:岩隈久志(楽天)
新人王
セ:山口鉄也(巨人)
パ:小松聖(オリックス)

<ユウ>
残念ながら前田健太は新人王を逃したけど、まあまあ順当な顔触れだね。
<ヒガシヒロシ>
だがこの四人のうち一人だけ、異例な選ばれ方をした選手がいるぞ!

<ユウ>
い、異例?
<ヒガシヒロシ>
楽天の岩隈だよ。

<ユウ>
何で異例なの? 21勝、防御率1.87で二冠王。沢村賞まで受賞してるよ? 文句なしじゃん!
<ヒガシヒロシ>
成績は文句なしだ。だが重要なのは楽天が5位だということなんだよ。MVPというのは、余程のことがない限り優勝チームから選ばれるのが通例なんだ。

<ユウ>
そうなの?
<ヒガシヒロシ>
歴代のべ118人いるセ・パMVPで、優勝チーム以外から選ばれたのは僅かに12回。リーグ1位でプレーオフ敗退したのを除けば10回。それも5位のチームから選ばれたのは史上最低タイで、史上3人目だ。

<ユウ>
そ、そんなに少ないの!?
優勝チーム以外で受賞したMVP選手
63年野村克也(南海・2位)
52本塁打(当時日本記録)・135打点で二冠王。
64年王貞治(巨人・3位)
55本塁打(日本記録)・119打点で二冠王。
74年王貞治(巨人・2位)
打率.332・49本塁打・107打点で史上初の二年連続三冠王。
80年木田勇(日本ハム・3位)
新人で22勝・防御率2.28・奪三振225・勝率.733の四冠王。
82年落合博満(ロッテ・5位)
打率.325・32本塁打・99打点で三冠王。
85年落合博満(ロッテ・2位)
打率.367・52本塁打・146打点で三冠王。
88年門田博光(南海・5位)
40歳で44本塁打・125打点の二冠王。
90年野茂英雄(近鉄・3位)
新人で18勝・防御率2.91・奪三振287・勝率.692の四冠王。
94年イチロー(オリックス・2位)
210安打(日本記録)を達成し、打率.385で首位打者。
04年松中信彦(ダイエー・1位※)
打率.358・44本塁打・120打点で三冠王。
05年杉内俊哉(ダイエー・1位※)
18勝・防御率2.11で二冠王。
08年岩隈久志(楽天・5位)
21勝・防御率1.87・勝率.840で三冠王。
※……シーズン1位で、プレーオフ敗退で優勝逃す

<ユウ>
す、凄い顔触れだね……!
<ヒガシヒロシ>
MVPは優勝(1位)チームから、という原則を覆すには、これほどド派手な活躍をしなければならないということだよ。86年なんて、バース(阪神)と落合(ロッテ)がともに三冠王に輝きながら、優勝できずにMVPを逃している。

<ユウ>
じゃあやっぱり、今年の岩隈の活躍が物凄かったってことだね!
<ヒガシヒロシ>
優勝した西武にずば抜けた選手がいなかったってことでもあるけどな。

<ユウ>
チームの総合力で勝ち取った優勝だもん、仕方ないよ。
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